顎関節症とは、口を開こうとするときに顎の関節や顎を動かす筋肉が痛くなる症状です。また、口を十分に大きく開けられない状態も顎関節症の症状です。耳の辺りが痛いけど耳鼻科では異常なしと言われた。或いは、朝顎が痛くて目が覚めた。朝口を開ける時にバリバリっとした感じがするなどの症状は顎関節症です。
顎関節症の原因はさまざまです。食いしばりなどで顎が痛くの軟骨がずれてしまったり、引っ掛かって動けなくなってしまったり、あるいは靭帯が伸びてしまって顎が動かせなくなるような場合もあります。顎関節症を発症する年代は幅広く、20代前からの若い人もいます。
食いしばりや歯ぎしりなど、強く噛むということは、噛むことで上下の歯にヒビを入れたり、擦って歯が削れたりと歯を傷めるだけでなく、噛むことで下顎の骨を不必要に側頭骨に押し付けてしまします。しかし、耳の辺りの側頭骨には比較的太い神経や血管が通っていて、そこを終始無理に圧迫することになります。特に無意識下の睡眠時には噛む力は起きている時の数倍と言われています。ですので、就寝時の食いしばり、歯ぎしりは要注意です。